初音ミク (Hatsune Miku)
恋色病棟 (Love Ward)
[初音ミク「恋色病棟」の歌詞]

[ヴァース 1]
こんな夜中に着信って
どういう風の吹き回しなの
聞けば38度5分って
そんな微熱で 私の出る幕?

[プレコーラス]
そう謂っても 母性本能が邪魔をして
レジ袋片手に アイツに遭いに往く

[コーラス]
25時の夜間病棟に 飛び込んで
ウイルスまみれの空間に
犯されぬよう
息を止めなくちゃ

[ヴァース 2]
隙を見せたら 睫毛同士が
ぶつかる音に 火花飛び散る
そんなつもりで この私を
こんな夜中に 呼びつけたりして

[プレコーラス]
狡いじゃない
私の気持ちも 知らないクセに
無邪気に笑わないで
禁則事項です

[コーラス]
徐々に熱を帯びてゆく 夜間病棟で
乱れる呼吸に
加速する心拍数が 理性を蝕んで
また炎症を起こし始めた
粘膜の熱さに耐えかねて
部屋を飛び出す
どうすればいいの
[ポスト・コーラス]
なんだか あの時から具合が悪い
経口感染だ どうしてくれるか
火照る身体引きずり
また部屋に飛び込んだ瞬間
蒼白

[ブリッジ]
私はただの薬箱じゃないわ
あんなに看病してあげたじゃない
放っておいたら 死んでしまうかもよ
だからお願い
助けてよ

[プレコーラス]
苦い薬も我慢しますから
痛い注射も我慢しますから
絶えず流れ落ちてゆくマスカラ
もうどうすればいいの

[コーラス]
棄てられた仔猫のように
喚き散らして 朝を迎えても
治らない
アナタがいなくちゃ
治る訳ないじゃない
またあの夜が頭をよぎって
切なさが全身に転移して
身体を湿らす
[アウトロ]
どうすればいいの